コントについて

渋谷コントセンター・テアトロコント全公演まとめ(2018年2月まで)

追記:「渋谷コントセンター」公演アーカイブがようやく公式に更新されましたので、下記記事を読まれるよりぜひ公式を御覧ください! eurolive.jp 「渋谷コントセンター」という枠組みで公演を行っているホール・ユーロライブが2015年9月から新たにその枠で…

キングオブコント2015準決勝感想

キングオブコントの準決勝が8/27、8/28の二日間で行われた。会場は約600人ほどの座席数の赤坂BLITZ。2日とも観に行ったので、少し感想をまとめてみた。 うしろシティ 土曜深夜のTBSラジオ「デブッタンテ」のイベントとして2014年12月に行われた「デブッタン…

かもめんたるのコントの特徴と動機について

かもめんたるのコントが面白い。 それまでyoutubeなどでも数本のコントは観ていたけれども、初めて舞台上でのコントを観たのは、2014年12月の渋谷コントセンターだった。その時に観た、喫茶店に来る妙な常連客のコント(単独ライブのDVD『下品なクチバシ』に…

『円山スクランブルエッグス』の公演が最高だった

ユーロライブ(渋谷コントセンター)発、かもめんたる・さらば青春の光・ラブレターズの3組による新しいユニット、『円山スクランブルエッグス』の公演を観た。最高だった。とても好きだった。 2015年ももうすぐ半分終わってしまうけど、私の中では間違いな…

シソンヌのコントについてと、シソンヌライブ『quatre』の感想

シソンヌライブ『quatre』を観た。5月31日14時の回と、6月7日14時の回(千秋楽)の2回観た。 シソンヌライブは、『deux』、『trois』、『quatre』と観た。『deux』で初めてシソンヌを観て、こんなに面白いコンビがいるんだ!と知った衝撃があったから、『deu…

THE GEESEのコントの特徴と第9回単独ライブ「ロイヤルストレートフラッシュバック」の感想

THE GEESEの第9回単独ライブ「ロイヤルストレートフラッシュバック」を観た。私が観たのは5月1日(金)の19:00からの回。場所はSPACE雑遊。 とても楽しいライブだった。全てのコントが丁寧で端正な印象を持った。THE GEESEのコントは、いくつかは映像やライ…

行列の先頭グランドカーニバル夜の部の感想(コントを上演する劇場の大きさについて)

4月5日(日)に、K-PRO BEST LIVE『行列の先頭グランドカーニバル~夜の部』というライブに行った。S×L、風藤松原、Hi-Hi、ザンゼンジ、ラブレターズ、天竺鼠、三四郎、うしろシティ、マツモトクラブ、鬼ヶ島、モグライダー、笑い飯、レイザーラモン、トップ…

3月7日ワラインプロ9の感想、主に「ステイタス」への関心

3月7日、ワラインプロというライブに初めて行った。約一ヶ月前のことになるけど、面白かったのでまとめておくことにした。ワラインプロとは、即興劇つまりインプロビゼーションと、お笑いを融合させたライブで、かもめんたるの槇尾さんが主催。今回の出演者…

3月22日(日)渋谷コントセンター「新作ネタおろし!」の感想

3月22日(日)の渋谷コントセンターは、「新作ネタおろし!」と題された回で、出演者4組に、コンビの持ちネタも何本かやった上で、作家が書いたコント*1をそれぞれ1本乃至は2本、30分の尺の中でやってもらうという、新しい試みの回。私はマチネを見ました。 …

コントの物語性と、ラバーガールsolo live+「GIRL」のこと

ラバーガールの単独ライブのDVDを新しい方から順番に見ている。YouTubeなどに上げられた過去のネタ番組でのコントも見ている。ラバーガールのコントのひとつの特徴は、テンポの速さだと思う。例えばキングオブコント2014の1回戦で披露していた「子ども服」…

うしろシティのコントの特徴と会話の面白さ

うしろシティのコントが面白い。少し前にYoutubeで他のコンビのコントを見ていた時に、ふと、うしろシティというコンビ名は知っているけれど、コントを見たことがないな、と思い検索してみた。キングオブコント2013の決勝での結婚の挨拶のコント(単独ライブ…

ラバーガールを「感情を出さない」コントユニットと形容するのは正しいのか

ラバーガールが気になっていて、いろいろな記事を読んだりしている。ラバーガールはwikipediaによると、「感情を出さない」という評価を受けている、とある。確かに、インタビューなどでもさらに加えて「淡々としている」「シュールである」などと評されてい…