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ミレニアムズのコント さいこちゃんが面白い

ミレニアムズのコント、さいこちゃんが面白い。

山里さんと若林さんの関係性の面白さはそのままに、山里さん本人のままの「山ちゃん」と、若林さん扮する眼鏡に三つ編みの根暗で分析屋の中3女子「さいこちゃん」が主軸のコント。さいこちゃんは山里さんの深夜ラジオのヘビーリスナー。深夜番組もチェック済みの生粋の山里フォロワーであるにもかかわらず、持ち前の分析的目線から、山里さんと対面しても辛辣な評価を投げつける(あるいは、どうやら山里さんにしか聞こえないシビアなテレパシーを送る(って書いていたのだけど、何度か見返してみたらこれはどうやら誤認で、こういう演出の意図はないみたいです。))。

山里さんと若林さんの組み合わせの面白さはというと、若林さんは、絶妙な距離感で立ち回りもうまいのだが、最終的には相手に踏み込んでいないし踏み込ませない、かなりドライなタイプ、一方山里さんは、殴られるなら自分から殴られに行くタイプではありながら、本当に殴られたくないところはしっかりかわしているタイプ。そんな二人でありながら、若林さんは山里さんに対しては結構土足で立ち入っているように見えるし、山里さんは若林さんの不意のパンチも甘んじて受け入れているように見える。つまり、内向的な二人が、ちょっとむき出しになる様子っていうのが面白い。というのが個人的見解。

「さいこ」のコントでも、山里さんの痛いところをついてくる天の邪鬼気味なさいこちゃんと、それに怒りながらも最終的にはさいこちゃんの熱い支持に流されそうになる山里さんの絶妙な関係性が要点となっている。さいこちゃんの母親役・たきこを演じる流れ星瀧上さんの女装の仕上がり具合や、父親役のナイツ土屋さんのダサいお父さんっぷりも見どころ。この両親、台詞はそんなにないものの、二人ともかなりぶっ飛んでいる感じが面白い。台詞がなくても今後も画面の端には必ず映っていてほしい。

面白かった番組がおわったあとの後発番組って、前の番組の焼き直しじゃないかなんて思われることもあるけど、それは似た題材をそのまま使ってしまっているからで、題材ではなくて、築いた関係性の面白さを活かすというのはいい発展の仕方だな思う。このコントがミレニアムズの主軸コントになって、いろいろな展開を見せるとしたら、楽しみだ。春日さんのオネエコント・カスママや、ハナワーンのコーナーも面白い。

 

追記として、山里さんと若林さんのインタビューで面白かったのは、やっぱり『splash!! vol.3』で、特に

山里「ツッコミの気質とかタイプとかが似てるとかってよりも、たぶん同じことをこれから悩んで、同じ人を嫌いになって、同じタイミングで心のセキュリティー外して。「ん?」って思われたりするんだろうなって。たぶん面白がるポイントも一緒だから、この人が発している言葉や動きで「負けた」と思ったときは、自分もがんばらなきゃいけないときだなって。」(p.10)

というのがとても印象に残っている。