4月に行ったライブ(2015年4月)

4月4日 ワラインプロ10(新宿バティオス)
4月5日 行列の先頭グランドカーニバル夜の部(東京グローブ座)⇒感想記事
4月9日 うしろシティのライブ(新宿角座
4月13日 「ごきぶり」のポーカー vol.2(小劇場B1)⇒感想記事
4月18日 下北沢大興行・ワラインプロ(小劇場B1)
4月19日 下北沢大興行・うしろシティ寄席(しもきた空間リバティ)
4月20日 渋谷コントセンター・ソワレ(ユーロライブ)
4月23日 radioパンサー(ヨシモト∞ホール
4月25日 POISON GIRL BANDコマンダンテのライブ(シアターモリエール)⇒感想記事
4月27日 ココマイク(新宿V-1)
4月28日 三四郎 単独ライブ「道徳の日本男児~其ノ肆~」(シアターモリエール
4月29日 ORIENTAL RADIO SPECIAL LIVE(ヨシモト∞ホール
4月30日 ごろくにん(新宿角座

ワラインプロ10は、今回の出演者は、ツィンテル勢登さん、THE GEESE高佐さん、トップリード新妻さん、ロビンソンズ北澤さん、マツモトクラブさん、ザンゼンジ三福さん、リンゴスター高野さん、進行役にモクレン。マツモトクラブさん、三福さん、高野さんは初参加だそうだ。マツモトクラブさんは、なかなか寡黙な印象を持った。高野さんは、なんだか愛嬌があるなと思って最近気になっている。また、私はこのワラインプロが2回目なので、ツィンテルの勢登さんという方を初めて観た。明るくて溌剌としていてとても好印象だった。普段どんなコントをするのか観てみたい。

下北沢大興行・ワラインプロは、「下北沢大興行」という大きなイベントの中で行われたいつものワラインプロの番外編みたいな位置づけ。とはいえ、ライブの内容は、普段通りのインプロライブ。よく出ているメンバーの出演だったようだ。夜ふかしの会の鬼頭さんを初めて観た。今回のワラインプロはミュージカル仕立てで、即興で歌も歌う。とても面白かった。ミュージカルってどんなだろうか、と思っていたのだけど、アドリブで歌うっていうのはこんなにポップで楽しいのかと思った。そして私の中で、ワラインプロに出演している人への好感度が著しく上昇している。とても楽しいライブだ。ライブの序盤、まず即興で歌うことに慣れようということで、一人ひとり客席からお題をもらって歌うシーンがあった。溜口さんがあんなによく通る良い声で歌うとは知らなかった。SFアニメ映画の主題歌ということで歌ったのだけど、「金色の 長い 筒状の…」という即興の歌詞も可笑しかった。

下北沢大興行・うしろシティ寄席は、こちらも「下北沢大興行」という大きなイベントの中の一演目。コンビ名を冠した寄席がいくつも開催された。他にも行きたい寄席はあったのだけど、チケットがほぼ即完しており手に入らなかった。うしろシティ寄席もリセールの恩恵に与った。出演者は、うしろシティ、キサラギ、ザンゼンジ、じなんぼ〜いず、寅人、ニューヨーク、ねじ、真夜中クラシック、モダンボーイズ、ラフレクラン、リンゴスター。渋谷のよしもと∞ホールのトップ二組(ニューヨークとラフレクラン)が出演している。ラフレクランは、漫才しかみたことがなかったのだけど、コントを今回はじめて観た。面白かった。堂々としている。恐れを知らない感じのきょんさんの振る舞いが楽しい。リンゴスターの、主人公感が強い人物のコントも初めて観たが、メタ的目線で面白い。主人公感の強いやつ(平田)がピンチに見舞われるのだが、彼を殺したい二人(高野・小川)は、ことごとく平田に主人公感を強く感じてしまい「殺してもなんだか助かりそう」と思ってたじろいでしまうというコント。うしろシティの野球部に入りそうな人物のコントと同様の構造だ。うしろシティは、引っ越しのコント。トーク部分で言っていたけど、ザンゼンジとライブが一緒になる時はザンゼンジの武田さんにコントのリクエストをもらうそうだ。そして、引っ越しのコント中に、袖にはけた金子さんを阿諏訪さんが連れ戻すシーンがあるのだけど、金子さんを引っ張ってきたら、金子さんがザンゼンジの武田さんも一緒に引っ張って出てくるという一連の流れがあった。武田さん込みの展開もコントの内容的にもうまくはまっていて、アドリブ感があって面白かった。(本当にアドリブなのかどうかはよく知らないけれど。)

今月の渋谷コントセンターは、20日のソワレの回に行った。出演者は、ペパーミントの風に吹かれて、ロビンソンズ、マツモトクラブ、マッハスピード豪速球。ワラインプロでロビンソンズの北澤さんを観ているが、コンビでのコントを観たことがなかったので、この回にした。果たしてロビンソンズのコントは面白かった。主張というか、思想というか、そういうものが強いコントが多かった。コミュニケーションの面白さという点より、こういう状況の時にこう考える人物がいたらどうか、というような、思考の面白さに比重が置かれているコントだ。もっとたくさん観て、きちんとまとまったらまた書きたい。特に北澤さんは、ワラインプロでの振る舞いをみても、普段から思索するのが好きなタイプなのかなと思う。演技の感じも二人ともとても丁寧に演じている印象だった。一人ひとりの個性はどうなのか、どういう性格の人物なのか、とても気になっているので、他にもライブに行ってみようと思う。また面白いコンビを知った。今回は、エンディングでのトークもある程度時間を取っていて、出演者がそれぞれに話をするのが面白かった。ペパーミントとマッハは渋谷コントセンターではほとんど同じ回に出演しているので、二組の交流も気になっている。

三四郎 単独ライブ「道徳の日本男児~其ノ肆~」は、とても楽しく面白かった。この二人の面白さはなんだか良くわからない。言葉のチョイスの面白さとか鋭さとか、その鋭さやツッコミの激しさに見合わない小宮さんのとぼけた様子とか、言葉を尽くしてもどうも違うような気さえする。よくわからないけど、二人が自由自在に話しているのを観るのがとても面白い。コントも初めて観た。

今月のORIENTAL RADIO SPECIAL LIVEもやっぱり最高だった。冒頭のネタは武勇伝。すごく面白い。ライブのはじまりにふさわしい期待感と高揚感がある。今月は新曲が披露されて、初のバラード曲に挑戦とのことだったのだけど、とても素敵な曲だった。リリースがとても楽しみだ。一曲目の「STAR」は、もう既に何回も聴いているために馴染みがあって、盛り上がりがある。オリエンタルラジオは、ライブに来た観客を心底楽しませようとしてくれているように感じて、行くたびにファンになる。全力で楽しいライブだ。

ごろくにんというライブは、今回初めて観に行った。出演者はよゐこの有野さん、ピーマンズスタンダードうしろシティ、ヒコロヒーの六人。冒頭で、有野さん、ピーマンズスタンダードうしろシティの5人が舞台上に一人ずつ出てきて、ピンスポットに照らされながらクイズタイムショックのような体裁で大喜利に答える。大喜利は阿諏訪さんが特に面白くて、かつ楽しそうにしていた。この大喜利の影アナウンスをしていたヒコロヒーさんが舞台上に登場し、「私も大喜利をやりたい」と主張するのだけど、なぜか無理矢理悩み相談をさせられる…というライブ。

今月のライブは以上。