2015年上半期を振り返ってみる

1. 2015年上半期、格別だったライブ

(1)円山スクランブルエッグス『円山町再開発』(2015年6月20日)⇒感想記事
(2)犬の心単独ライブ『梅雨犬』(2015年6月20日)

どちらも期待して観に行き、期待以上だった。上半期最高だった二本を観たのは同日というのがなんだか面白い。私の気分の高まりも、面白かったという印象を強くしているのかもしれない。それにしても好きだった。

2. 2015年下半期は誰を劇場に観に行くか

今年のはじめに、「2015年 劇場に観に行きたいお笑いコンビ ベスト4+番外1」という記事を書いた。2015年が半分過ぎたので、これを改定しようと思う。

なによりも優先する二組

かもめんたる

今年の1月に単独ライブ『抜旗根生』を観に行き、とても面白かったので、劇場で売っていたDVDを買い、全部観た。どれも面白かった。DVDを一枚だけ買って、一度会場を出たのだが、他で売っているのを観たことがないDVDがいくつかあった気がして気になって戻って、流通を確認して、結局全部買って帰ったのだった。特に、『メマトイとユスリカ』が好きだ。笑いが止まらなかった。この公演をそのまま再演してほしい。かもめんたるのコントはずば抜けているのだと認識を新たにした。当世随一だと思うまでに至った。彼らが公演をやるなら、劇場に足を運ばないという選択肢はないと思った。これからもコント(または戯曲やそれに類するもの)を創作して上演し続けるのだろうと思うし、まったく別の何かを作りはじめるかもしれない。楽しみ。

オリエンタルラジオ

コントという枠でも、漫才という枠でもなく、このコンビが舞台上でやるパフォーマンスが、とにかく魅力的。武勇伝、トーク、プレゼン、歌とダンス、なんだかカテゴライズが難しいのが、このコンビが唯一無二であることを表している。彼らの面白さは何にも替えがたい。そういうものを作っているということは本当に稀有なことだし、同時代で足を運べる範囲で行われるということもとても貴重な巡り合わせだ。これがやりたい、これが面白い、と思ったことが、前例のないことであってもやってみようとする頭の柔軟さと意志の強さがある。このコンビが去年プレゼンしてた、今年一年の活動を、ドキュメンタリー的に追っていくのも面白い。

その次に優先する二組

犬の心

『梅雨犬』がとにかく面白かった。コントを作る確かな力があると思った。とても興味がわいていて、継続して観たいと強く思った。そして多分、今後もコントを作り続ける人たちなんだろう、と思った。

シソンヌ

やっぱりコントが面白い。コントを作ることに対する丁寧な取り組みが伝わってくる。引き続き劇場に観に行きたい。

 

・コントを書きたい上演したいという衝動の強い人たちが好きだ。やむにやまれずコントをやる人たちが好きだ。コントをやることを活動の中心にすると心が決まったコンビに魅力を感じる。なにか一つを選択することは、他を選択しないことでもある。それは、決断する本人にとって、なんだか恐ろしいことでもある。「他を選択しない」と一度、振り切って進むと、逆説的だけど、急に多様な可能性が見えてくることがあると思う。

下半期も継続的にみようと思う三組

うしろシティ

コントを作って上演する才能が特にあると思うんだけど、色々と試行錯誤しているようにも思える。どういう活動をしていくのか、とても興味深いので、観に行きたい。

ニューヨーク

テレビ的に成功しそうな気がしている。どれくらいコントを作ることに活動の比重があるのかはわからないけれど、コントが面白いので、観に行きたい。

マッハスピード豪速球

考える力があるコンビだと思う。コントのことに限ったことではないけど、発想が柔軟で自由だと思う。そしてこれからよりコントを作る力が上がっていきそうなので、観に行きたい。

漫才

漫才を劇場に見に行こうと思っているコンビは

POISON GIRL BAND
コマンダンテ

の二組。

3. その他の抱負

読書量が減っているので、もう少し回復したい。

Kの本棚 (K) - ブクログ

 

以上