2015年を振り返り

1月

18日(日)かもめんたるの単独公演『抜旗根生~ある兄弟の物語~』を観た。「ドリームクラッシャー」というタイトルの、宝石屋の店員と副社長のコントが刺さったのを覚えている。夢を追いかけている、バンドマンの夫を持つ妻(宝石屋の店員)が、宝石屋の副社長に、売れない夫について散々なことを言われるコント。こんなコントを書けるのはきっと似たような体験をしたからじゃないか、などと思った。

3月

7日(土)『ワラインプロ』に初めて行く。即興から、得意な演技の感じとか、普段の振る舞いとか思考とかが少し見えるような気がして、以降よく観に行くライブとなる。キース・ジョンストンという人を知る。「インプロ」という本を買って読む。「ステイタス」という切り口がとても面白い。

20日(金)デブッタンテのライブ。うしろシティのこのライブのための新ネタ、東京のお父さんのコントがすごく面白かった。しかし、私が観ている限り、このコントはこの日限りでやっていない。

21日(土)サタデーアフタヌーンライブに初めて行く。オフィス北野のライブに初めていく。オフィス北野が好きになる。

4月

4日(土)五反田団の偉大なる生活の冒険を韓国の劇団が上演するのを字幕付きでアトリエヘリコプターにて観劇。アフタートークで韓国の演出家と俳優が、この脚本にとてもシンパシーとリアリティーを感じているということを聞く。韓国の若者も日本の若者も似たような現在を生きているのだと思った。

25日(土)『POISON GIRL BANDコマンダンテのライブ』を観る。THE MANZAI2014以来気になっていたコマンダンテを初めて生で観た。以降、コマンダンテは東京に来るときにはほとんど観に行くことになる。また、この日以降POISON GIRL BANDも好きになる。

5月

1日(金)THE GEESEの単独公演『ロイヤルストレートフラッシュバック』を観る。2015キングオブコントで決勝に行くことになる、THE GEESEのコント劇的ビフォーアフターのコントが面白かった。捨てた童貞が帰ってくるコントも面白かった。

6月

20日(土)犬の心単独ライブ『梅雨犬』を観る。「唐突」というコントがすごく好きだった。このコントをベースに改定したコントをキングオブコント2015の準決勝でやることになる。私は元のコントの方が好きだった。犬の心の単独は毎回観たいと思うようになる。

同じ日に円山スクランブルエッグス『円山町再開発』を観る。今年のベスト10に入りそうな公演をこの日に2本観る。2015年中最も素晴らしい一日

23日(火)誕生日にシティボーイズ『燃えるゴミ』を観る。S席を取ればよかったという後悔をする。

7月

5日(日)ナショナル・シアターライブ『スカイライト』を観る。凄まじい完成度と見応え。こんな公演をザラに観られるような演劇環境に日本がなったらいいなと思う。

8月

12日(水)しずるの単独公演『吉祥寺マチェーテ』を観る。ボウリングのコントと、銃創の手当をするコントが面白かった。全て見応えがあった。私の好きな会話劇系のコントだった。しずるの単独ライブも今後必ず行こう、と思う。

18日(火)『かもめんたるコントライブin喫茶茶会記vol.2』に行く。小さな会場で、無理しない振る舞いをするかもめんたるの二人にとても好感を持つ。この二人が無理せず得意なことを存分に活かして生きていけるような世界であってほしいと思った。

23日(日)『コマンダンテ2015in神保町』でコマンダンテを観る。二人が東京に来るのがとても楽しみな出来事。漫才が本当に面白い。

27日(木)、28日(金)キングオブコント2015の準決勝。全ての組が面白くて興奮した。GAG少年楽団が気になりだす。

11月

3日(火)犬の心副音声ライブを三本続けて観る。犬の心がコントにまじめでさらに好きになる。

28日(土)ユニットコント弱い人たち『強くなりたい』を観る。相田さんやマツモトクラブさんが、漫才や一人コントではない形でコントをするのが貴重に思われた。相田さんの演じる人物は強烈なキャラクターが炸裂していた。狂気的ながら愛敬があった。

12月

25日(金)RADIO FISH PARTYでオリエンタルラジオの一年間の活動の結実を見届ける。2015年はオリエンタルラジオに本当に楽しませてもらった。大ファン。

26日(土)犬の心単独ライブ『2015犬』を観る。犬の心がすっかり好きになる。『梅雨犬』、『2015犬』、パンフレットを読むと、目標の存在としてシティボーイズの名前が度々出てくる。さらに好きになる。

27日(日)さらば青春の光単独ライブ『ノリノリツアー』を観る。さらば青春の光の力強さに魅了される。東口さんの適当な感じのノリが面白い。

29日(火)シソンヌライブ『deux』を観る。『deux』は、初演を観ていて、その公演自体のクオリティに驚いて、すごく心に残っていたのだけど、その気持ちを超えてきた。最後の葬式の挨拶のコントがすごく印象に残った。このコントはシソンヌというコンビの、他のコントのコンビと違う色合いを強く示したコントだと思う。

2015年は、お笑いの公演を133本、 演劇を26本、映画を3本、美術館の展覧会を1本観ました。楽しい一年でした。