サニーデイ・サービスのアルバム『DANCE TO YOU』を買った

サニーデイ・サービスの新しいアルバム『DANCE TO YOU』を買った。

中学生の時にレンタルショップで、なにかいい曲ないかなぁ、とシングルCDをいくつか借りた中の一枚に『スロウライダー』があった。借りたCDを返却したあとに「スロウライダー」だけやたら頭の中に残って、何度か「この曲なんだっけ、あ、あれか、サニーデイ・サービスっていう人たちの曲か」、ということがあった。借りて曲を聴いた時は、特別なことは思わなかった。何度も思い出すので、実は気になっていたのかもしれないと思った。このできごとがきっかけで、この時以降サニーデイ・サービスがとても好きになった。

サニーデイ・サービスを好きになってまもなく、解散した。もう新しい曲は聞けないのかぁ、と思った。再結成した2008年には、もう私は東京にいたけど、もともと音楽をそんなに聴く習慣もなく、あの好きだったサニーデイ・サービスが再結成かぁ、と思ったけど、新しいサニーデイ・サービスの曲はなんとなく聴いていなかった。(解散後すぐの曽我部恵一さんのソロの曲はいくつか聞いたのだけど、なんだか、お父さんなんだなぁ、家族がいるんだなぁという感じを受けて、私が好きだったときのサニーデイ・サービスの感じから変わったなって思って、それ以降あんまり聴いていなかった。)

今年初めて、YATSUI FESTIVAL! 2016に行った。やついフェスに行ったのは、フェスでやるコントが見てみたかったからだけど、そこで初めて能動的に、バンドの人たちがステージで音楽をやるのをみた。サニーデイ・サービスも、初めて観た。なんだか感動した。サニーデイ・サービスはいいなぁ、って思った。

新しいアルバム『DANCE TO YOU』を買ったのは、YouTubeで『パンチドランク・ラブソング』聴いたら、私が一番サニーデイ・サービスが好きだったときの高揚感をなんだか思いだしたからです。サニーデイ・サービスの曲のなかでも好きな曲のうちの一つの『さよなら!街の恋人たち』を聴いて思うのと同じような、夏がやってくるなぁ〜、という、季節へのわくわくした感じがあった。なんだか、この新しいアルバムは、ちょうど今、この8月の頭から聴くのが一番いいような気がした。

とても好きなサニーデイ・サービスの新しいアルバムを発売早々に買って、この夏はこれを聴いて過ごすんだと思うと、なんだかとてもうれしい気分です。