6月に劇場で観たもの(2016年6月)

6月2日 全日本芸人ネタ選手権 『ドッカン!ドッカン! 2ndシーズン』 予選4日目(ルミネtheよしもと
6月9日 もう一度やりたいユニットコントをするライブ(ヨシモト∞ホール
6月15日 別冊「根本宗子」『バー公演じゃないです。』(劇場HOPE)
6月16日 ハッピーアワー(キネカ大森)
6月18日 YATSUI FESTIVAL! 2016(O-EAST
6月20日 かもめんたるコントライブin喫茶茶会記vol.6(喫茶茶会記)
6月24日 ニブンノゴ!Presents 新ネタぽんぽん!(ルミネtheよしもと
6月25日 テアトロコントvol.8(ユーロライブ)
6月25日 SIX GUNS(神保町花月
6月28日 THE GEESE単独ライブ「トロピカリア」(上野ストアハウス)
6月29日 青年団「ニッポン・サポート・センター」(吉祥寺シアター

※観たものを全て挙げているわけではありません

全日本芸人ネタ選手権 『ドッカン!ドッカン! 2ndシーズン』 予選4日目

コマンダンテが出るので、観に行きました。出場したのは、コマンダンテvs笑撃戦隊(グループC)、天竺鼠vsなすなかにし(グループD)、えんにちvsサッチ(グループF)、ウエストランドvsルシファー吉岡(グループG)、ザブングルvs新宿カウボーイ(グループH)、サンシャイン池崎vsブロードキャスト!!(グループJ)。勝ったのは、コマンダンテザブングル天竺鼠、ブロードキャスト!!、ルシファー吉岡えんにちコマンダンテももちろん面白かったけど、笑撃戦隊も面白かった。迷った。それから、サッチが面白かった。個人的な好みの変化として、オープニングで先攻後攻を決めるところや、エンディングのトークなどに、あまり魅力を感じなくなってしまった。たくさんのユニットが出場して、ネタを1本ずつ観るライブから、だんだん足が遠のきがち。でも、そういうライブを観ないと、面白いコントをする人たちに新しく出会うということがなさそう。

もう一度やりたいユニットコントをするライブ

最後にやっていた、お昼の生放送トーク番組に大物俳優が出番でもないのに他の人のゲスト回に遊びに来ちゃって帰ってって言いづらくなって無理矢理共演しちゃうコントが面白かった。描いている違和感の空気が丁寧で絶妙だった。

ハッピーアワー

3部構成になっている、とても長い映画。この長さによって、多くの人物を多面的に見せることができている。「こういう人物ですよ」というわかりやすい提示ではなく、日常生活の中で、ある人の色んな面を見て、その人の輪郭を自分なりに受け取るような、そんな描き方だった。序盤で「なんだか嫌なやつだな」って思ってた人も色々な行動をみていると「気が合いそう」って思ったりするのが自分の現実の人間関係のようだった。こんなにも長いので、擬似的にも、登場人物たちの人生が、ずっしり自分にのしかかってくるようで、少し精神的に疲弊した。でもとても面白かった。保存性の高いジャムを手に入れたような感じ。蓋を開けては少し舐め、また蓋をする。またふとした折に蓋を開けて味を確かめたくなると思う。

YATSUI FESTIVAL! 2016

フェスとはどんな感じだろうか、と思って、行ってみた。コントをする人たちが、コントをするのを観た。会場は熱気があって、観客は楽しそうにみていた。かもめんたるのコントがすごくウケていて、テンションが上がった。この日のバラエティに富んだ彩りのうちの一つとしてのステージ。中高生のころに、ずっと聞いていた、サニーデイ・サービスのステージをみて、とても感動した。

青年団「ニッポン・サポート・センター」

私は以前から青年団が好きで、(近頃は、そこまで頻繁に足を運んでいるわけではなかったけど、)よく観に行っていた。この公演を観て、私は自分の好みが変わったのかな、と思った。あんまり面白いと思えなかった。青年団の中でも、できごと一つ一つが笑いを生む展開になっていたし、セリフ自体も笑いを狙ったものが多かった。「笑い」という点だけ取ると、私の好みと青年団とは大きく外れるのだと思う。端的に言うと、「笑い」の感じがダサかった。「笑い」以外の部分で青年団が好きなのだと思った。

5月に劇場で観たもの(2016年5月)

5月2日 フルコース1000円(びーちぶ)
5月3日 ニューヨーク単独ライブ『GOLDEN YEWYORK』(ルミネtheよしもと
5月4日 すいているのに相席4(座・高円寺
5月5日 家がわらってる(劇場MOMO)
5月6日 Wけんじ企画『ザ・レジスタンス、抵抗』(こまばアゴラ劇場
5月7日 大阪よしもとネタライブ「上京」(ヨシモト∞ホール
5月7日 さらば青春の光単独ライブ『ノリノリノリ』(キンケロ・シアター
5月8日 ナカゴー特別劇場『もはや、もはやさん』(ムーブ町屋ハイビジョンルーム)
5月11日 しずるのトークライブ(阿佐ヶ谷ロフトA)
5月12日 子供鉅人『真夜中の虹』(駅前劇場)
5月20日 ロロ『あなたがいなかった頃の物語と、いなくなってからの物語』(東京芸術劇場シアターイースト )
5月21日 『8月の家族たち』(シアターコクーン
5月22日 GAG少年楽団単独ライブ『ストレート2』(ヨシモト∞ホール
5月22日 『サルゴリラとライスとしずるのライブ』(神保町花月
5月23日 ナショナル・シアター・ライヴ『ハムレット』(シネ・リーブル池袋
5月26日 「この高鳴りをなんと呼ぶ」(ヨシモト∞ホール
5月27日 テアトロコントvol.7(ユーロライブ)
5月29日 テニスコート『最高に盛り上がるイエイ』(プーク人形劇場 )
5月30日 弱い人たち会議中vol.1 弱い人たち×犬の心(ユーロライブ )

※観たものを全て上記に列挙しているわけではありません。

フルコース1000円

SMA所属のだーりんず、ロビンフット、チャーミングの3組による、各組新ネタを5本ずつ披露する贅沢なライブ。SMAの劇場、千川のびーちぶへ初めて行きました。地下の小さな会場。とにかくだーりんずが面白かった。

すいているのに相席4

座・高円寺2にて。どのコントもパロディと遊び心の宝庫でした。私は会話劇系のコントが好きなので、好みのタイプとは違ったけど、このタイプの笑いの中では一番素直で全力で楽しそうで、観ていてとても楽しかった。パロディ系の笑いは、ややもすると知識のひけらかしみたいになったり、分かる人が分かればいいというような、人を選ぶ感じだな、と思うことが、私にはあるのだけど、そういうのは全然感じなかった。「すいているのに相席」が好むコントの色というものが濃くあった。

Wけんじ企画『ザ・レジスタンス、抵抗』

すっかり山内ケンジさんのファンになり、この公演もとても楽しみにしていました。平田オリザさんの作品は、人間の性欲からかけはなれた理性的なものが多いので、そのオリザさんの青年団の俳優が、不倫したり、キスしたり、なんとか体の関係に持ち込もうとしたり、インポについてなやんだりする様は、青年団をよく観る観客としても新鮮でした。俳優の演技が細かくて、反応が生々しいので観ていてとても面白い。こういう演劇を、小劇場で間近で観るということが、私の好きな演劇体験だな、と実感しました。

ロロ『あなたがいなかった頃の物語と、いなくなってからの物語』

ロロは、2012年に『LOVE02』を観、今年2016年1月に『校舎、ナイトクルージング』を観て、三回目の観劇。私は会話劇が好きなので、前回観たワンシチュエーションの会話劇である『校舎、ナイトクルージング』はとても好きだった。ロロの作・演出の三浦さんの各作品は、前向きで温かい眼差しの人物たちが時に困難に直面してもなおまっすぐに歩んでいくような、純粋さがある。今回の作品は、会話劇ではなく、もっと抽象的な舞台上でのファンタジーのような演劇で、少し好みとは違いました。

『8月の家族たち』

10年ぶりくらいにシアターコクーンへ行きました。ある家族が、父の死をきっかけに集まり、揃うのだけど、それぞれの関係の歪みや、心に貯めた憤懣が徐々に露呈していく、会話劇。脚本の内容はとても好きだったけど、シアターコクーンという広い劇場の、当日券でS席だけど後ろの方の席で観て、最近、自分が「人間関係を描いた会話劇を俳優が細かく再現する演劇を間近で観る」のが好きだと気づいたことと照らし合わせると、俳優の演技が細かく見えない観劇体験は、私にとってはあまり重要ではないなぁ、と思ってしまった。

『サルゴリラとライスとしずるのライブ』

タイトルの3組がそれぞれのコンビのコントと、6人でユニットコントをするライブ。今回のユニットコントの担当は、しずるの池田さんだと、前回のライブで発表されて以来、心待ちにしていた。ユニットコントは、なんと2本上演された。なぜ2本かというのは、誰も頼んでいないのに、池田さんが勝手に2本書いてきたからだそうだ。そしてエンディングのトークで知ったのだけど、池田さんは書くのがとても早いらしい。このライブは5月22日に開催されたけど、4月の末には既に書き上がっていたということでした。そして、池田さんは演出も細かいそうで、その、コントに対する取り組み方に私は一層の信頼を寄せるに至りました。もちろん、上演されたユニットコントは2本ともとても面白く、もう一度しずる池田さんの書く順番が回ってくるのがすでにもう楽しみです。

ナショナル・シアター・ライヴ『ハムレット

めちゃくちゃ面白かった。ナショナル・シアター・ライヴ、見逃せない。なるべく行きたい。

4月に劇場で観たもの(2016年4月)

4月5日 かもめんたるコントライブin喫茶茶会記vol.5(喫茶茶会記)
4月6日 ハイバイ『おとこたち』(東京芸術劇場シアターイースト)
4月14日 "オフィス北野VS"人力舎(新宿バティオス)
4月17日 テアトロコントvol.6(ユーロライブ)
4月20日 ブルドッキングヘッドロック『スケベの話〜オトナのおもちゃ編〜』(ザ・スズナリ
4月26日 神保町大阪文化祭落語芝居「らくだ」(神保町花月
4月28日 ラブレターズ60分ライブ『愛のために私は死ねない』(SPACE梟門)
4月29日 チョップリントークライブ CARD(新宿角座

かもめんたるコントライブin喫茶茶会記vol.5

コントの上演と合間のトークのライブ。コントはKOCでやっていたコンタクトレンズのコントの別バージョンや、「ドリームクラッシャー」の短い版など。ただただ面白いコントが観られて楽しくて居心地のよいライブ。

ハイバイ『おとこたち』

初演は東京で見逃したけど、評判が良かったので、わざわざ長久手に赴いて観たということもあり、ハイバイの中でも特別面白かった記憶が濃い作品。今回は、サンプルの松井周さんが出演。サンプルの『ひとりずもう』を観て以来、松井さんのファンになりつつある。不倫男の役、人の隙にスルリと入り込んで臆面もなく二股する、ダメでどうしょうもないけど愛敬だけはある、でもその愛敬も不気味、みたいな感じが良かった。

"オフィス北野VS"人力舎

新しくはじまったオフィス北野のライブ。オフィス北野の若手が、他事務所とネタを披露して観客投票で勝敗を決めるライブ。なりふり構わず勝ちに来ている感満載のオフィス北野勢が熱くて不器用な感じでカラーが出てた。オフィス北野からはマッハスピード豪速球、馬鹿よ貴方は、ランジャタイがこのライブの固定らしい。今回はかっぽんかっぽんと銀座ポップが出演。銀座ポップさんがすごくウケていた。人力舎からは三福エンターテイメント、ブルーセレブ、リンゴスター、ドリーマーズ、トンツカタン。次回はどこの事務所と対戦するのか楽しみ。

ラブレターズ60分ライブ『愛のために私は死ねない』

新作コント5本のライブ。会場がSPACE梟門。ASH&Dの行うライブの会場のチョイスが演劇的でとても好きです。好きなことを自由にやっているような感じが出ていて、とても好きだった。定期的にやるそうで楽しみ。

チョップリントークライブ CARD

ゲストがかもめんたるなだぎ武さんだった。チョップリンが東京にくる貴重な機会。チョップリンのトークを初めて観ました。

チョップリンと、かもめんたるは、1本ずつコントも披露。(チョップリンは、黒人のコント、かもめんたるは、サッカーのコント。)

小林さんが、自分とう大さんは、舞台でただただ椅子に座っているだけでも何分でも観てられるはず、と主張し、実際やってみることになった。ピンスポの当たる舞台中央の丸椅子に、一人無言で座り続けて、お客さんが観てられなくなったら手を挙げて、5人挙がると終了。終了するまでの時間を測って競うことに。う大さんが舞台上で座っているのを観るのは、全く飽きなかった。実際、3分くらいすぎて、ぱらぱらと5人手が挙がったのだけど、これはずっと観てられすぎてライブが終わりそうだったから空気を読んで挙げた5人だと勝手に思っている。う大さんは、そこに居るということを疑いない調子で舞台上に居る、という感じだった。舞台に居ることを、納得させられているような心地良い緊張感と圧力があった。そういう当然さを帯びて舞台上に立てるということが、俳優として重要な佇まいなんではないかと思った。そんな佇まいが急にできるのもすごい。う大さんの後に、槙尾さん、小林さんとチャレンジして、二人とも1分45秒くらいだったかと記憶しているけど、う大さんに比べて、何かしなければ、という拠り所のなさみたいなのがにじみ出ていて、観ている側は徐々に不安になった。小林さんも槙尾さんも、実際演じるとなると、そんな拠り所のなさが出る軟弱さはもちろんないけど。

トークでは、小林さんがスペアキーをたくさん持っていることが次第にわかるという一連の話の流れも、おかしかった。小林さんの柳のように、押しても手応えがなさそうでひらひらとしたマイペースさが面白かった。

チョップリンはもっと東京でもコントをしてほしい。

3月に劇場で観たもの(2016年3月)

3月5日 吉本新喜劇 佐藤太一郎企画その16『未来の今日』(恵比寿・エコー劇場)
3月6日 コマンダンテコレクションin Spring ネタ編(神保町花月
3月6日 コマンダンテコレクションin Spring トーク編(神保町花月
3月6日 コマンダンテコレクションin Spring コーナー編(神保町花月
3月9日 フロム・ニューヨーク『コーヒーカップを持つ演技』(OFF・OFFシアター)
3月12日 リンゴスター単独ライブ『ドラムは叩けません。』(劇場HOPE)
3月19日 ゾフィー単独ライブ『悪魔にパンを投げろ!』(ユーロライブ )
3月21日 円山スクランブルエッグス第二回公演『円山町再起動』(ユーロライブ)
3月29日 春休み大宮トーク シソンヌ×犬の心(よしもと大宮ラクーン劇場 )
3月29日 サルゴリラとライスとしずるのライブ ~ひよこの回~(神保町花月

※観たものを全て上記に列挙しているわけではありません。

コマンダンテコレクション

コマンダンテのコントを初めて観た。うどん屋のコント。コントでも、コマンダンテの漫才の根底にあるとも言える、振る舞いの自然さがある。

リンゴスター単独ライブ『ドラムは叩けません。』

居酒屋のコントがとにかく面白かった。ウェルメイドなコント。そこそこ長い尺だったと思うけど、これはこのままの尺でもう一回観たい。

サルゴリラとライスとしずるのライブ ~ひよこの回~

サルゴリラ・ライス・しずるの3組のライブ。ネタと、ユニットコントを1本やる感じのライブで継続していくらしい。この三組は同期だそう。今回上演したのは確か全組新ネタと言っていたような…。しずるのコントは料理人とデジャヴのコント。しずるのコントを観て面白くなかったことがないというのは言い過ぎだろうか。次回はしずる池田さんのユニットコントだそうで、必見。

3月、忙しすぎて感想をまとめとく時間がなかった。

2月に劇場で観たもの(2016年2月)

2月6日 岡崎藝術座『+51アビアシオン, サンボルハ』(STスポット)
2月6日 チョップリン単独ライブ『ミカン畑は退かない』(新宿角座
2月8日 弱い人たちアンコール公演『強くなりたい』(ユーロライブ)
2月10日 東京コントメンvol.30(ユーロライブ)
2月11日 梅舟惟永企画『ありがとねえ!』(早稲田小劇場どらま館)
2月18日 全日本芸人ネタ選手権 『ドッカン!ドッカン!』 予選9日目(ルミネtheよしもと
2月19日 ロマン峠単独ライブ『峠攻め』(新宿バティオス)
2月21日 テスト・サンプル05『ひとりずもう』(早稲田小劇場どらま館)
2月21日 うしろシティの好きなネタ選んでもらいましたライブ(全電通ホール
2月24日 せとたけおプレ単独ライブ『はめる』(しもきた空間リバティ)
2月26日 かもめんたる単独ライブ『なのに、ハードボイルド』(シアターモリエール
2月28日 テアトロコントvol.5(ユーロライブ)
2月29日 テアトロコントvol.5(ユーロライブ)

※観たものを全て上記に列挙しているわけではありません。

東京コントメンvol.30

GAG少年楽団が出ていた。ママスパパスが大変面白かった。子どもにお金をあげて興奮する男のコント。それなのにママスパパスは解散してしまった。今年はまだ始まったばかりだというのに、将来あるコントのコンビが続けて解散してしまった。巨匠、よしもとの若手のひので、ママスパパス…。ラブレターズが、単独ライブで観て面白かった、飼い犬がいなくなるコントをやっていた。塚本さんの演じる人物が、徐々に得体の知れない人物になっていく感じがいいな。心理的距離がだんだん遠くなっていくような。

梅舟惟永企画『ありがとねえ!』

かもめんたる岩崎う大さんの短編がとても良かった。このような小品が書ける実力者なのだ、ということが改めてわかった。4人姉妹の、父がいなくなったある日の一幕。短めだったけど、ワンシチュエーションの会話劇。4人の姉妹それぞれの個性と関係が見事に描かれていた。あんなに面白くて、観終わった後に淀むことなくどんな上演だったか、説明出来ていたのに、書き残していなかったからすっかり忘れた点が多く、自分にがっかり。時間がなくても書き残しておかなければ…。
岩崎う大さんは家族を描くのが得意なのでは。もし今後も戯曲を書き続けるのなら、こういった、登場人物の、密な関係性に基づいた、ワンシチュエーションの会話劇を、少しずつでいいから尺を長くして書いて、発表していってほしい。是非、観たい。

テスト・サンプル05『ひとりずもう』

各15分ずつの、一人芝居を、5本。ダイアローグを、一人芝居で行う。舞台上には、俳優が一人だけど、登場人物は、二人乃至は、三人。観客は、舞台上には存在しない登場人物を、想像で補って観る。会話も、補って観る。下手な一人コントなんかでよくあるような、相手の台詞を復唱して「なに、彼氏が浮気して?別れるだって?やめとけ!」みたいな、不自然な説明的な台詞は、もちろんない。なくても、わかるのだなぁと実感した。私は、コントで言うと、そういう不自然な説明台詞が多用される一人コントのイメージが大きくて、一人芝居をちょっと食わず嫌いしていたところがあった。それは大間違いの、思い込みだった。サンプルが一人芝居の面白さを提示してくれた。笑いの多い芝居だった。一人芝居には笑いは不可欠だ、と思った。

うしろシティの好きなネタ選んでもらいましたライブ

どのコントも素晴らしい完成度で感嘆した。上演されたのは「転校生」「美容室」 「上京」「人探し」「居酒屋」「寿司」「病院」「太陽」。「人探し」が入るとは。確かにとても面白いコントだったけど、すっかり忘れていた。私は「バンドやろうぜ」が観たかったけど、挙がらなかった。もうここで再演されないなら、もう一生観る機会がなさそうだなぁと思う。

かもめんたる単独ライブ『なのに、ハードボイルド』

『メマトイとユスリカ』以来の傑作なのでは。念を飛ばすコントと冗談どんぶりが特に。TVのロケのコントも。コントの設定自体の発想も奇抜だけど、その奇抜な発想を基盤にして、リアリティのある関係・会話が書けるのが凄まじい。私が奇抜だと感じるほど、岩崎う大さんにとってはこれが奇抜だということはないことなのかもしれない。類まれなる人間の観察力と、ヘビだとか、鼻くそだとか、プリミティブな好奇心が同居している。サンプルの松井周さんが劇中でよく男性器をネタにするのと似た感じがする。

2月は、改めて振り返って、忙しすぎて、感想をメモしておけないことが問題だと思った。

以上

1月に劇場で観たもの(2016年1月)

1月10日 リクウズルーム『アマルガム手帖+』(こまばアゴラ劇場
1月12日 ナカゴー特別劇場『暴れ馬/レモネード/コーキーと共に』(ムーブ町屋ハイビジョンルーム)
1月13日 しずるのトークライブ(阿佐ヶ谷ロフトA)
1月14日 岡崎藝術座『イスラ!イスラ!イスラ!』(早稲田小劇場どらま館)
1月15日 玉田企画『怪童がゆく』(アトリエ春風舎)
1月17日 シンクロ少女『ファニー・ピープル』(ザ・スズナリ
1月17日  ロロ『校舎、ナイトクルージング』(STスポット)
1月21日 ラブレターズ単独ライブ『Twilight Zone』(萬劇場)
1月22日 テアトロコントvol.4(ユーロライブ)
1月23日 GAG少年楽団単独ライブ『ストレート』(シアターブラッツ)
1月23日 GAG少年楽団トークライブ『ジエジエジエ』(シアターブラッツ)
1月31日 東西ネタ競演「HANG OUT」(ルミネtheよしもと

※観たものを全て上記に列挙しているわけではありません。

ロロ『校舎、ナイトクルージング』

ロロは2012年に『LOVE02』を観て以来。今回のは特に好きだった。それはワンシチュエーションの会話劇だったことが私にとっては大きい要因だと思った。とても良く出来て素晴らしいものだったと思うけれど、やはり個人的に、会話劇が特に好きなのだということを再確認した。

ラブレターズ単独ライブ『Twilight Zone』

塚本さんの脚本を書く冷静な力と、溜口さんの狂騒的な演技力が素晴らしいコンビ。特に飼い犬がいなくなるコントが面白かった。このコントの後半の、居なくなった飼い犬のかわりは自分じゃだめなのか、と塚本さんが言うところは、人と人との分かり合えなさが際立っている。分かり合えなさ、が前提にある。ということになんだか安堵する。前回の熱狂的なバンドのファンのコントもそうだけど、彼らのコントを観ると、主観的・盲目的な行動を振り返って自己反省させられる気分になるほど、客観性を求められている気がする。

GAG少年楽団単独ライブ『ストレート』・GAG少年楽団トークライブ『ジエジエジエ』

GAG少年楽団が、2015年のキングオブコント準決勝で大変面白かったので、それ以来、単独ライブは観に行こう、と決めてから、スケジュールがなんとか合って、ようやく初めて劇場で観ることができた。GAG少年楽団は、よしもとの方針なのか、大宮のよしもとの劇場を中心に活動をしている。遠い。このためあまり観に行くことができない。単独ライブは新宿のブラッツだった。また都内で公演してほしい。

東西ネタ競演「HANG OUT」

2015年11月16日にあった、東西爆音ネタバトル「HANG OUT」の後継イベントだと思うのだけど、最初に掲げてた爆音の要素がごっそりなくなった。東西のコンビのネタが観られるというコンセプトが中心の公演に。前回に引き続きコマンダンテがとPOISON GIRL BANDが登場した。ネタは2本。関西の芸人さんまた来てほしい。ロングコートダディを観てみたいので、来ないだろうかと期待しています。

2015年8月のしずる単独ライブ『吉祥寺マチェーテ』について

しずるの単独ライブ『吉祥寺マチェーテ』を2015年8月12日(水)に観ました。観終えた後にノートに書いていたものを、今更だけど書き起こして上げておこうと思います。

8月に劇場で観たもの(2015年8月)という記事で書いたことの引用

しずるのコントを劇場でみたのはこれが初めて、というか、彼らのコント自体腰を据えてきちんと観たのが初めてだったのだけど、ものすごく面白かった。すでに、下半期に観たライブのベスト5に入るだろうという確信があります。どんなコントをする人たちなのか、あまり知らなかったのでDVDを何本か買いました。これから観ていく予定です。会場が吉祥寺シアターという、普段私は青年団の公演を観に足を運ぶ劇場。上演されたのも、"劇場で"観ることの面白さがつまった、演劇的な緊密なコミュニケーション、演劇的な演出、舞台上での遊びに富んだ、素晴らしいコント公演でした。今回のコント公演は、作・演出が池田一真さんだそうですが、どうやらコンビの両者ともにコントの書き手のようで、そんなコンビがお互いの作家性を尊重してなのか、今回は池田さんの作・演出で統一したようで、そういう創作において客観的な判断で分業の試みをするコンビなのかな、という点でもとても興味深く思っております。

各コントの概要(ネタバレです)

コントのタイトルは、村上さんがTwitterでコントリストの画像を上げていらっしゃったのでそれに準じました。

コントの内容について、記憶違いがあるであろうことをご了承ください。

(コントの内容についての記載のときは敬称略)

独裁者

熱弁し始めると、何を言っているのか不明瞭になる独裁者(池田)が演説するコント。何を言っているのかわからないのだけど、同調する側近らしき村上。

何を言っているのか、本当に理解していなくても同調するという人々への皮肉っぽくて面白い。

ボウリング

男二人がボウリングをしている。池田は連続でストライクを出しており、次もストライクを出せるのかどうか、というテンションの高いシーン。しかし、熱っぽいのは当の本人(池田)ではなく、友人の村上の方。連続ストライクを目の当たりにして、村上は自分のことのように緊張しており、気持ちを落ち着かせようと必死。一方、池田は、まぐれだ、次はそうはいかないだろう、と平静な様子。しかし、いざ投球、となると、真剣な表情を客席に向ける。緊張の必要のない村上が、「いやちょっと待って、気合を入れ直す…」と言って池田の投球を中断させる。池田は平静を装っているが、本当は連続ストライクは真剣に達成したい。緊張していることを意識すると強張ってしまうので、あえてゆるく振舞っていたのだった。何度目かの投球で失敗してしまう池田。これまでの無関心すぎる振る舞いから、村上に「こいつは本気じゃない」と思われてしまい、失敗した途端、蔑ろに扱われてしまう。一方村上は対照的にスコアを伸ばしていく。村上も連続ストライクが懸かる。池田の投球は自分の集中を削ぐだけの邪魔なターンとなってしまう。そのことをおくびにも出さない村上…

ボウリングで投球する時の表情って、そういえば一緒にボウリングに行ってる人も見えない。その背中しか見てない。コントでは平静を装っていた池田さんが、投球時にはうってかわって真剣な表情になる、という落差は、観客にしか見えない。面白かった。

弾抜く

右足に銃弾を打ち込まれた池田。村上と緊迫しながら下手から入ってくる。ドラマチックな台詞回し。舞台中央のソファに座り、池田に落ち着けと諭す村上。傷の手当をするつもりであるということがわかる。この家で何人も手当をし救ったという村上の言葉に安堵する池田。しかし、村上は手当てを始めようとしない。家着に着替え、手洗いうがいを行う。そして洗い物をはじめる。おかしいと思い始めた池田。しかし、やらないと気がすまない、あとコップだけだから、と丁寧に作業を終える村上。ようやく手当をはじめるのか、と思いきや、また更に別なことをはじめる村上。冷蔵庫の霜取り。「今日やるべきこと」と決めた全てを行わなければ気がすまない村上。放置される池田。生命の危機に瀕している。ようやく村上は、白い布を持ってくる。池田に布を渡す村上。「お前が施術するのではないのか」と聞くが、洗濯物をたたむタスクが残っているので自分でやるように言う村上。理不尽さに怒り戸惑いながらも止血する池田。銃弾を出さなければならない。しかし村上はまだ洗濯物をたたんでいる。ナイフで出せ、と指示だけする。早くしなければ命が危ないので仕方なく自分でやろうとする池田。ナイフはキッチンだ、キッチンに入るときは必ずスリッパを履け、と細かな要求をし、全くルールを譲らない村上。怪我を庇いつつキッチンへ移動する池田。池田はナイフを手にするが、良く火で炙れ、よく炙らなければ化膿する、と村上。恐る恐る銃弾を出さんと挑む池田。そこに洗濯物をたたみ続けている村上からタオルが投げられる。口に咥えろ、死ぬほど痛いから、と。それならお前がやってくれ!と池田は頼むが、村上は日々のタスクが終わらない。なんとか自ら弾を摘出した池田。あとは止血剤を塗ってカーゼで傷を塞ぐだけ、必要な道具は全て向こうの部屋に揃っている。これもまた池田に自分で取りに行かせる村上。村上は掃除機を持ち出して部屋を掃除。施術を終えて満身創痍で中央のソファに座る池田。村上に「考えたか?」と問われる。「何が?」。この部屋に入ってはじめにソファについた時、村上が「傷の手当は俺がする」というのに対して、池田「じゃあ俺はどうしたらいい?」と聞き、村上に「お前をこんな目に合わせたヤツにどう復讐すればいいか考えてろ」と言われていたのであった。結局銃創の手当を何もかも自分でやった池田。命に比べれば瑣末なことを優先させていた村上。今更「考えたか?」と再び聞かれ唖然とする池田。しばらく村上を見つめて「今、考えてる…」…

臨場感、緊迫感、飽きずに惹きつける牽引力があるコント。冒頭がドラマチックで切迫感のあるシーンから始まり、熱っぽい演技に期待感が高まる。池田さんの状態にどんどん負荷がかかっていき、一方少しずつ手当が進んでいくのも時間の経過に臨場感があって面白い。村上さんがタオルを投げるシーンがとても好き。その場で起こりえそうなこととしての生々しさがあった。

パチンコ

池田の家に池田と村上が入ってくる。パチンコ帰りの様子。今日以降、金輪際パチンコはやらないと話す二人。パチンコをやめると決めたら体が軽くなった、パチンコをやめたら視界がクリアになった、などとはしゃぐ二人。パチンコの話は今後一切やめようという話になる。パチンコの替わりにジムに行く、区のジムなら一日300円。池田はジムに行くことを想像し、楽しみにしだす。しかし一日300円というやすさをパチンコの出費と比較し熱弁を振るってしまい、パチンコの話は金輪際しない、という禁を破ってしまう。自分だけパチンコの話をしてしまったので、村上にも何か1つパチンコの話をするように頼む。そこで村上も、話をしようとし始めるのだが、村上は感情が高まっている様子で、緊張感のある空気に変わる。ようやく切り出した内容は、いつも池田と行くと負ける、池田だけパチンコをやめてくれないか、というもの。心底池田が原因で負けると思っているようで、切迫した要求。友人だった二人が、村上が訣別を言い渡したことで関係が変わっていく。涙する池田。村上は引っ越すとさえ言う。引越し先すら言わない村上。さらに帰り際に「またな」と言う池田に対して、頑なに「じゃあ」「また」などまた会うことを予期する言葉を一切使わない村上…

和やかな談笑ムードから、村上さんの感情が一変することで、二人の関係がガラッと変化してしまうのが面白い。

親と子

父親(池田)が仕事から帰宅すると、高校生の息子(村上)が迎え出る。何やら言いたげな雰囲気の中「母さんは?」と息子に聞く。「向こうで夕飯の支度。」父に話があると切りだす息子。父は夕食を食べながら聞こうと提案するが、ふたりきりで、と要求され、外に出るか、と親子で出発する二人。上手から下手袖へ。下手袖から上手袖へ移動しつつ、「何も聞かないの?」「言いたくなったら喋ればいい」というような会話。上手から下手袖へ再び移動しつつ、あそこの中華屋へいかないか、という主旨の会話。息子「でも母さんのカレーは?」父「母さんのカレーは水っぽくて好きじゃないんだ」息子「父さんのそんな面初めて見た」というような談笑。そして下手袖へはける。次に下手袖から現れるときには中華料理を食べ終わった後となっている。美味しかった、お腹いっぱいだ、という会話。袖へはけると時間を省略することになる、というコントの構造が明らかになる。上手袖へ向かう間に、息子が話を切り出す。「実は…」と話し始めると同時に上手袖へ。そしてまた上手袖から登場。「そんなことがあったのに何もできなくて」と観客は原因の詳細は分からないが友人に対して何かしらの後悔があったことだけを知る。「それで…」と言いながらまた二人は下手袖へ。そうしてまた下手袖から再登場。時間が省略されて、その間に関係性が一変している。父は息子に対して怒りの様子。「なぜ友人を守らないんだ!」と息子の不誠実を責める様子。弁解する息子。「これには訳が…」とまた上手袖へ。袖へはけ、再登場する時には二人の関係が変化している。和解、決裂を繰り返すが、やがて家に帰ろうとする二人。不意に父の蹴った石が何かに当たる。ヤクザらしき男に引っ張られ、また上手袖へ…(詳細省略)

親子の会話自体も、省略された時間を想像させるのもとても面白い。舞台上で起こる出来事が、まったく停滞しない。舞台上での時間の経過の構成がとても面白いし、少しずつ飛躍させているが観客をうまく誘導しながらなのがまた巧妙。

泥棒

コンビニの店員(村上)と、絵に描いたような泥棒(池田)。泥棒の風体の池田はアルバイトをはじめる模様。唐草模様の風呂敷を背負い、見事な泥棒ヒゲ、繋がった眉、黒い上下のスウェット。風体だけではなく喋り方も板についている。一人称「あっし」語尾「〜でさァ」…

コミカルで楽しいコント。

バイク

暗転したまま、二人の会話がスピーカーから聞こえ始める。待ち合わせて落ち合った二人。どうやら池田が最近購入したバイクを村上に見せる約束をしているらしい。池田はバイクに乗るために気合の入った格好で現れた模様。はしゃぎながら駐輪場へ向かう二人。池田が、友人が最近この付近で自転車のサドルを盗まれたという話をはじめたことから、バイクの盗難を心配し始める。しかし、まさか盗まれることはない、という前提で、冗談を言い合いながら進む二人。二人がまもなく駐輪場へ着くというあたりから、舞台が徐々に明転。舞台上にはバイクの車輪が二つ。立ち尽くす二人。スピーカーから流れる二人の会話はどんどん駐輪場に向かってくる。この先に待ち受けている悲劇を知らず、ほんの冗談のつもりでバイクが盗まれたら、と話す二人。会話が舞台に追いつく。立ち尽くす二人。二つの車輪。走り去る村上。車輪の真ん中で、バイクに跨るポーズの池田。暗転。

このコントの面白さは、舞台だから、という感じが特に強くて好き。小説でも映画でもなく舞台だからこそってかんじがある。

錦織

村上の家に池田が訪れる。バイトを数日単位でやめている池田。今回もアルバイトをやめた様子。そんな池田になにか言いたそうではあるが、池田の話を丁寧に聞く村上。なぜアルバイトを辞めたのか、それはテニスの錦織選手というおよそ自分とはかけ離れた存在への心配からだった。海外へ行くのにちゃんと寝られているのか、水は安全か、などと、自分のスケールに合わせて心配する。冷ややかな間でありながら真摯に聞く村上。しかしついに「自分の心配をすべき」と反論に出るが、池田には通じていない様子…

このコントはなんだか、有名人・芸能人に対するファンの過度な好意を皮肉っているように見えて面白かった。相手を慮った好意的な気持ちの「心配」でも、全く異なる尺度で斟酌されても「そういうことじゃないんだけどな…」と感じることもあるだろうな、って思う。

椅子に縛られている村上。池田に追い詰められている。外部から入り込んだ村上が、ヤクザの組員を見事に騙して組を解体させたらしい。女として組に入り込み、惚れさせ、告らせ、断り、組を離れさせるという手法。しかし舞台上の村上はおよそ女に見える風体ではない。明らかな女装といった格好。カツラすら組への潜入初日から忘れてしまっていたという。そんな成りではあるが「私は女です、信じてください」の一言で騙し通せたという。組を解散に追い込んだ村上に銃口を向け殺そうとする池田であるが彼もまた村上を女と思い込み惚れていた…

現実的には「嘘だろう」って疑念を差し挟むようなところでも、なんだか嘘が成立してしまって話が進んでしまう、バカバカしくてコミカルで楽しいコント。バカバカしくも、人の言葉を吟味せず鵜呑みにしてしまうことの皮肉なんじゃないか…と思えてくるのが面白くて好きな感じ。

 

付記

この『吉祥寺マチェーテ』で見たしずるのコントは、登場する人物が二人ともそれぞれ個が立っていて、二人がそれぞれの動機を持っていて、会話をしあって物語が進む。そういう会話が舞台上で行われているのを、リアルタイムで演者を通して生々しく、呼吸とか、台詞を切り出す間とか、人と人とのコミュニケーションの再現を目のあたりにするっていう感じが好きだから、私は演劇やコントが好きなんだなと思う。そういう好きなものがしずるのコントにたくさんあった。二人の熱量が高めの演技も好きだった。

今回の単独ライブは作・演出が池田さんだったけど、こののち2015年11月20日(金)に「しずる村上が5人とコント」で村上さん作のコントも見た。5人の芸人さんと村上さんがコントをする企画だけど、相手に合わせて色々な種類のコントが書けるのがすごい。

また、2015年10月16日(金)に『しずると天竺鼠とネタ』というライブを見たら、この単独でのコント『泥棒』と『バイク』と『親と子』をやっていた。結構長めのコントだけど、再演する機会もあるんだなと思った。どのコントも面白かったけど、特に『弾抜く』っていうコントをもう一度観たい。

『パチンコ』というコントは、2015年キングオブコントの準決勝でやっていた。

 

以上

 

日時:
2015年8月12日(水)19:00開演
2015年8月13日(木)15:00開演 / 19:00開演
2015年8月14日(金)14:00開演
会場:吉祥寺シアター
料金:前売り4,000円