5月に行ったライブ 後半(2015年5月16日〜31日)

5月16日 サタデーアフタヌーンライブ(ミニホール新宿Fu-)
5月16日 疑心暗鬼大喜利バトル〜滑狼〜(ルミネtheよしもと
5月17日 渋谷コントセンター(ユーロライブ)
5月22日 実録!芸人奮闘ドキュメント 徳井と綾部の漂流日記ヨシモト∞ホール)⇒感想記事
5月24日 New York Jam Session(ヨシモト∞ホール
5月30日 ORIENTAL RADIO SPECIAL LIVE(ヨシモト∞ホール
5月31日 シソンヌライブ『quatre』(恵比寿・エコー劇場)
5月31日 ウルトラC vol.104(新宿バティオス)

サタデーアフタヌーンライブ

今回はサンキュータツオさんはお休みで、MCが林健太郎さん。マッハスピード豪速球のコントが特に面白かった。老人に話しかける若者のコント。私も普段、老人に対して、動物や子どもに話しかけるように接する人に違和感を持っていたのだけど、そういう違和感を見事に掬い取ってくれた。的確に、可笑しくコントにしていて、とても爽快だった。コントの終わり方がすごく好きだった。オフィス北野のライブについては、オフィス北野の若手層への興味が止まらない - KBLOG という記事も書いています。

疑心暗鬼大喜利バトル〜滑狼〜

人力舎からゲストでラバーガールと鬼ヶ島の野田さんが参加。ラバーガールは、2014年12月23日の滑狼にもゲスト出演しており、その際、飛永さんは、「大御所芸人」という、夜のターンで次の大喜利の回答を事前に見ることができ(回答を考える時間が他のプレイヤーより長くなる)、夜のターンで滑狼に指名されても退場にならない(大御所芸人を指名すると逆に滑狼が退場になる)という役職を連続で引き当てた上、会場をハズレのない回答で大いに沸かせた。ということが前回出演時にあったなかで、今回も飛永さんは「大御所芸人」を引いていた。飛永さんの回答はとても面白いので、会場の注目度も高かったと思う。だから飛永さんが「大御所芸人」を引いたことは、観客をとても興奮させていた。そんなプレッシャーのなかでも次々と面白い回答を出していて、とても輝いて見えた。

ラバーガールはとても活躍していた。大水さんの回答も面白くて、大御所芸人なんじゃないか?と滑狼に疑われる程だった。大水さんは、滑狼のNON STYLE井上さんの回答について、「井上さんは、『四日間ねてない』って書いてるのに、フリップ出すときに『四日ねてない』って言ったんですよ。自分が面白いって思って書いた回答なら、そんな言い間違いするかな…」と、回答をフリップに書いたとおりに言わなかったことを疑問視し、井上さんが滑狼なんじゃないか、と看破してた。そういうところ見てるんだなって思って面白かった。

大御所芸人という役職は、滑狼が夜のターンで芸人を指名して退場させる際に、抑止力になるので毎回必要だと思う。というのは、大御所芸人がなければ、滑狼は単純に大喜利の回答が面白い人から順に指名して退場させれば良いだけになるからだ。面白い回答者が退場させられるということは、大喜利も楽しみにしている観客にとっては、面白味が減ることになる。

ORIENTAL RADIO SPECIAL LIVE

今月も最高だった。面白かったのが、藤森さんの食生活についての話。レコーディングダイエットをしている藤森さんが、記録したものを振り返って見ていると、自分でも無意識のうちに「あるもの」をよく食べていたことがわかったとのこと。中田さんに「なんだと思う?」と出題。中田さん「ちょっとまって当ててみる」。「外食でしょ?」と確認し、「蕎麦」と回答。見事正解。相手をよく知っているということが判断の根拠の多くを占めているとは思うけど、それに加えて、外食という点、よく食べていたという点、これまでの話から藤森さんに健康志向がある点から、妥当性のある答えを導き出したのだろうと思われて面白かった。こういうやりとりが、オリエンタルラジオの楽しいポイントのうちのひとつだ。今月は前説がひのでではなくて、ゆにばーすだった。ゆにばーすの川瀬さんは面白そうな人だった。

シソンヌライブ『quatre』

仮チラシが挟まっていたのだけど、12月23日〜30日に赤坂レッドシアターで、『une』『deux』の再演をするようだ。ネタの再演はあっても、単独ライブの「再演」ということは、あまりなかったことのように思う。この文化は根付いていってほしいと思った。『quatre』の公演については、もう一度観るので、気が向いたらまとめたいと思う。⇒書きました(シソンヌのコントについてと、シソンヌライブ『quatre』の感想 - KBLOG