2017年1月に観たもの

1月は演劇公演を6つ、お笑いのライブを2つ、その他ジャンル未分化の公演・映画・展示などを4つみました。

特に面白かったもの

1月8日 藤崎マーケット単独ライブ『TOKYO LUMINE THE MARKET』@ルミネtheよしもと

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1月12日 サンプル ワーク・イン・プログレス『ブリッジ〜モツ宇宙への誘い〜』@アーツ千代田3331

とても面白かった。サンプルはこれから何処へ向かうのだろう。過去に、2009年11月『あの人の世界』、2010年9月『自慢の息子』を見ていた。かつて見たときはもっとなんだか抽象的で、瞬間のシーンを面白がれても、そこまで自分にはしっくり来ていなかったように思う。演出作の『布団と達磨』や、『ひとりずもう』シリーズは、もっと具象な会話劇で、このあたりから、サンプルがぐっと身近になった。個人的に今、最も熱い視線を注いでいる劇団です。もうすでに、世間的には2010年に岸田戯曲賞も受賞しているし、実力派俳優揃いであるけれど、なんだかまた新たな潮流の中心になりそうな気がする。私自身が、サンプルの面白さがようやくわかるようになってきただけかも。私自身の観る目線も年々変わってきているはず。どっちだろう。過去の戯曲も読み返してみようと思っている。

(追記2017年3月1日:サンプルの過去の戯曲『地下室』を読んでみたら、具象の口語劇だった。具象から抽象へ、そしてまた具象に向かっているのだろうか。もっと知りたいので順次戯曲を読んでみる予定。)